婚活男性を襲うマリッジブルー

こんにちは!

8bitスタッフのハチですヾ(o´∀`o)ノ

マリッジブルーとは

結婚相談所で真剣交際に入り、いよいよプロポーズが見えて来た時に襲ってくるマリッジブルー。

一般的には、環境の変化や自身の人生が大きく変わることへの未知への不安が大きく、特に女性に多く表れる症状です。

原因として考えられるのは、相手の苗字に変わること、相手の居住地域への引越しにより居住環境の変化、将来的な母親になることへの自信喪失、仕事環境の変化などとなります。

これらは現在の夫婦規範や性別規範、家族の考え方など、何十年も前から繰り返されてきた家父長性による「女性が嫁ぐこと」に影響を受けているもので、ジェンダーレスが社会的にも認められつつある現在でも根強く習慣が残されています。(このお話しはまた別のブログで...)

 

マリッジブルーは憂鬱、不眠、情緒不安定、相手への不信など、気持ちがマイナスに働き、それが身体にも症状が現れ症状が長引くと適応障害として治療も必要となってきます。(この話題も専門ではないので別で...)

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マリッジブルーの症状と原因|5つの対処法を弁護士が解説!

人生が大きく変わり、名前も変わり住むところも変わり、生活環境も大きく変わる女性の結婚は、まさにマリッジブルーが起こりやすいのですが、一方で男性もマリッジブルーになる可能性もあります。

 

ですが、男性の場合は女性と違い、名前、居住、仕事など大きな変化は訪れません。

もちろん家族となること、妻が出産し父親となること、社会的責任が増すことへの不安感や憂鬱に悩まされるということがありますが、どちらかというと男性は「この人でいいのかという迷い」と「結婚が現実的になることへの逃避ができない憂鬱」が大きいのかもしれません。

 

結婚相談所では女性はプロポーズ後の成婚退会してから、婚活男性は活動中にマリッジブルーになりやすく、タイミングの違いは考え方の違いでもあり男女規範によるものの、「仕方ないよね」というところと「もっとしっかりしてね」というところが婚活男性には見受けられます。

「マリッジブルーは様々な症状もあり、個人差も大きくなりますので、あくまでイチ意見として当ブログはご覧ください。」

 

女性のマリッジブルーは人生の選択肢を悩むが故

女性のマリッジブルーは期間が長く、結婚が決まってから式を挙げたり籍を入れたりする事実上結婚するところまで長く続いています。

結婚情報誌ゼクシイのカップルの本音通信でも

彼との金銭感覚の違い。自分は比較的自由に使ってきたが、彼は基本的に超堅実で、当然ご両親も堅実。この先やっていけるのかブルーに…(30歳女性)

一緒にいる時間が長くなったため、会話が弾まない時間も。今後楽しい生活を送れるのか不安に(32歳女性)

新居に同居してから、ドキドキ感がなくなってしまい、不安に。絵に描いたようなラブラブ生活を夢見すぎたのかも(28歳女性)

住み慣れた実家を離れ、友達もいない都市で自分ひとりという気持ちが強くなり、また家族とは違う苗字の、違う家庭の人間になるのだと考えると、とても悲しくなった(28歳女性)

理想を追いかけるとキリがないが、相手がこの人で良いのかという自問自答をしてしまい、悩んでしまった(30歳女性)

なんとなく流されたまま事が進んでいき、自分の意思ではないような気が。昔好きだった人も気になった(28歳女性)

 

という女性のアンケート結果からみてもお金のことや住居のこと、相手のこと、様々なことを様々なタイミングで不安に思っているようです。

 

女性のマリッジブルーの根底にあるのは、女性の結婚は不公平とも思えるほどの人生のやり直し地点に立たされることからなのではないでしょうか。

やり直し地点とはどういうことでしょうか。

「婚活」という言葉を創作した中央大学教授で家族社会学を教える山田昌弘さんが書いている「結婚不要社会(朝日新書) 山田昌弘著」ではこう書かれています。

男性には「イベント」、女性には「生まれ変わり」

男性にとって結婚は人生の通過点の一つでしかなく、男性は結婚によって自分の人生のコースが変わるものだとは思っていない。

しかし女性は、誰と結婚するかによって自分の人生が大きく変わってしまう。結婚相手の収入や職業に応じて暮らしぶりは変わり、さらには、どこに住むか、親と同居するか、仕事を続けるか、子供を産むかなど、結婚相手によって人生に数々の選択肢が生まれる。

男性にとって結婚は<ゴール>と意識され、女性にとって結婚は<スタート>と意識されている。

 

前述したゼクシイの記事でも女性側の意見は幅広く、結婚という選択肢を間違えていないか不安になっているものばかりですよね。

ですから、結婚が決まるところから始まり、成田離婚とあるように新婚旅行に行って帰ってくるところまでどのタイミングによってもマリッジブルーが襲ってきます。

 

男性のマリッジブルー「結婚が現実的になったとき」

対して男性のマリッジブルーはシンプルなのかもしれません。

もちろん個人差はあり、女性のように選択肢に悩んでいる人も多くいると思いますが、よく起こりえるのは結婚に対して準備を始めた頃です。

 

結婚相談所で言うと真剣交際後期の、二人で結婚生活について話し始め、新居の話、仕事の話、出産子育ての話、親への挨拶の話など、急に結婚が現実味を帯びてきた頃です。

男性の女性に対する愛情がちょうど落ち着いてきたころに、冷静になって結婚のことを考えてくると不安になってくるのでしょう。

今まで独身でも女性ほど年齢に焦りを感じず、いつか結婚できればいいと楽観的に思っていた男性、婚活はすれどももちろん期限も関係なく、あわよくば自身は50代でも子供を欲しいがために子供が産める年齢の女性にばっかり申し込みをしてしまうどこか他人事のような婚活をしてしまっている男性(ディスってないです)。

そんな男性が目の前に結婚が迫ってきて、社会的な責任や相手との結婚生活など様々な制限や決まり事に不安を覚えてしまうのでしょう。

できれば今までの悠々自適に暮らしたい、できればお一人様の気楽な時間を過ごしたい。

そんな気分から現実的な結婚を目の前にして男性のマリッジブルーは訪れます。

 

男性のマリッジブルー「この人でいいのかという迷い」

もう一つ男性のマリッジブルーで考えられるのは、結婚相手をこの人で決めていいのかという迷いからです。

 

女性もこの迷いからマリッジブルーになることも多いと思うのですが、女性は前述したように「結婚相手によって人生の選択肢が別れていく」ように、自分が選んだ男性に人生を預けるかという大きな悩みからです。

 

男性の「この人でいいのかという迷い」は、自分が選んだ女性で良かったのだろうか、自分は正しい選択をしたのだろうか、自分はハズレを引いていないか(失礼...)という、自分は自分は自分はという考えでしょう。

「この人でいいのか」は、「この人を選んだ自分の選択はあっているのか」ということです。

これだけ聞くとなんとも自分勝手な発言に聞こえますが、社会的責任や経済的に精神的に女性から頼りにされるため、自分が頼れる相手はいないと考えてしまう、男性ならではの自問自答だと考えてもらった方がいいかもしれません。

結婚相手を見つけるのも自己責任という観念が強く働く男性は、この想いも強くもっと他にいい人がいたんじゃないかという迷いからマリッジブルーに陥ってしまう傾向があるのではないでしょうか。

 

男性は女性と違って結婚で変わることは無い

一つ目の現実味を帯びてきた結婚は「現実を見なさい」で済む話かと思います。

二つ目の選んだ相手への不安は、時代の変化とともに男性の大黒柱的存在も薄くなってきているため、自身が描いている父親像や夫像は思っているほどではないのです。

女性の方が大きな人生の転換を迎えているのに対し、男性は結婚で変わることがないので不安になっても何かが起きることはありません。

 

結婚相談所で真剣交際後期になり、結婚観のすり合わせや結婚生活について話し合う時は必ず訪れます。

そんな時、男性がマリッジブルーになった時には「結婚の現実を受け入れる」ことと「自分が選んだ相手を幸せにすること」ということを思い返せば乗り越えられるのではないでしょうか。

 

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投稿者プロフィール

ハチ
ハチ
8bit婚活エージェンシーの中の人。広報PR、ブログ担当。
婚活業界で10年以上働く婚活のプロ。カウンセラー経験もあり。
婚活ノウハウ、婚活業界などを発信中。